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O澤真幸のイチロー論。

Die Gesellschaft der Gesellschaftの読書会@東京女子大@吉祥寺。 Kap1.Ver5,6。いわずもがなのベーシックな定理・公理と、なにゆってっかわかんねーセンテンスの混在。ううむ。★この読書会の楽しみは、毎回終了後に、吉祥寺駅前のちょっといい店selected …

社会の社会第1章第4節まで終わった。

そらなくすsaid:「先生や 怪しいものだ お膳立て」。 読書会@東京女子大。担当箇所が終わった。レジュメじゃねーじゃん、と文句を言われつつも、なんとか突っ込みを無事?回避。差延とか反覆とか。 まあ、差延。デリダ「署名 出来事 コンテクスト」。反覆…

システム境界は空間的なものではない。どの作動もシステムの分出に寄与する。システムの境界とは作動の様式・具体化で、これがシステムを個別化する。これはベイトソンのいう「自己」に対応する。

精神と自然―生きた世界の認識論作者: グレゴリーベイトソン,Gregory Bateson,佐藤良明出版社/メーカー: 新思策社発売日: 2001/02/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (27件) を見る例によって傍点は【括弧】。 V 重なりとして…

ルーマンの「形式」概念とヘーゲルの「概念」概念の違い。「形式」は区別だが、それは区別された一方を指し示すことに依存する。自己の統一性をそのものとして実現することはできない(形式の統一性とは排除された第三項である)。

小論理学 上 (岩波文庫 青 629-1)作者: ヘーゲル,松村一人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1978/09メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る小論理学 下 (岩波文庫 青 629-2)作者: ヘーゲル,松村一人出版社/メーカー: 岩波書店発売…

出来事。

Luhmann, Niklas (1988) ‘Closure and Openness: On Reality in the World of Law’, in Teubner,Guntner (ed.) Autopoietic Law , Walter de Gruyter. これがある時間を使い、その程度までは「見かけ上の現在(specious present)」という意味での持続を仮定…

トポス=テーマ=ローカルな場所。

Luhmann, Niklas (2000) ‘Familiarity, Confidence, Trust: Problems and Alternatives’, in Gambetta, Diego (ed.) Trust: Making and peaking Cooperative Relations, electronic edition, Department of Sociology, University of Oxford, chapter 6, pp.…

観察者は観察されえないものである。セール『パラジット』。

パラジット―寄食者の論理 (叢書・ウニベルシタス)作者: ミッシェル・セール,及川馥,米山親能出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1987/11/01メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (9件) を見るむちゃくちゃ面白いのでつい読み耽ってしま…

差延。デリダ「署名 出来事 コンテクスト」。反覆〔イテラシオン〕と反復〔レペティシオン〕。

GdGでは当然Margesから引用されていますが、手元に『理想』に載った「差延」論文がないのでそれは後回しにして、『有限責任会社』にも載っている「署名 出来事 コンテクスト」から抜書き。有限責任会社 (叢書・ウニベルシタス)作者: ジャックデリダ,Jacques …

ホフスタッターが言う意味での《もつれたハイアラーキーtangled hierarchy》。〈システム/環境〉差異は階層化されない。

ゲーデル,エッシャー,バッハ―あるいは不思議の環作者: 野崎昭弘,はやしはじめ,柳瀬尚紀,ダグラス・R・ホフスタッター出版社/メーカー: 白揚社発売日: 1985/05メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 153回この商品を含むブログ (113件) を見る 『音楽の捧げも…

時間的に展開された自己言及、としての形式

我田引水ですが。自分の論文に「生活世界」論文を引用していたので。 【傍点のかわりにこの括弧で】 斉藤日出夫、2004、「信頼・不安・無気味――ルーマンの〈信頼〉概念と〈生活世界〉概念――」『現代社会理論研究』第14号 観察は区別を用いた〈指示〉である。…

1章2節:イデオロジスト

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「観念論」と訳されているのは、イデオロギーのことだよ、でもマルクスの言うイデオロギーじゃなくて、フランスのイデオローグたちのことだよ、と2年くらい前に天才に教わった気が。

社会の社会、1章1節、2節。

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Die Gesellschaft der Gesellschaft作者: Niklas Luhmann出版社/メーカー: Imprint unknown発売日: 2007/05/24メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (72件) を見るうちに帰ってから↓の1章を読んでみた。翻訳語成立事情 (岩波新書 黄…

社会:まあ、メモだ。

社会学が生まれたのはフランス。社会が生まれたのがフランスだから。ドイツ語には「社会」に対応する言葉がなかった。苦し紛れにGesellschaftとか言ってみるテスト。「近代」とゆう概念自体が近代的なもの。社会とゆう概念は近代的なもの。→社会とゆう概念は…

研究会:『社会の社会』

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はしがき〜1章1節。AKHR試訳読みやすい。Die Gesellschaft der Gesellschaft作者: Niklas Luhmann出版社/メーカー: Imprint unknown発売日: 2007/05/24メディア: ペーパーバック クリック: 2回この商品を含むブログ (72件) を見る はしがき 第1章 社会システ…