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□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第22問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q22. 観察とは区別を用いて一方の側を指し示すことであった。「区別」(distinction)「指し示し」(indication)はそれぞれ、スペンサー=ブラウンのいう〈形式〉概念に由来する。 空間をAと非Aとに分割する区別は、自己完結(perfec…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第22問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q21. ゴットハルト・ギュンター由来の概念で、二分コードに対し、第三の値として立ち現われる、別のコードを何というか。A21. 棄却値(Rejektionswert)。 機能システムにおいて制度化されている二分コードを用いては、全体社会を描写…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第21問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q20. 象徴的に一般化されたコミュニケーションメディアシリーズ。象徴的に一般化されたコミュニケーションメディアは、象徴的機能と同時に、それとは切り離しえない機能をもつ。「象徴的」の対概念ともなるこの機能は【A】的とよばれ…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第20問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q19. システムシリーズ。システムとは、(1)〈システム/環境〉差異を用いてシステムの側を指し示したときの指し示された側(環境ではない側)であり、(2)互いに関係づけあった諸要素のまとまりであった。 さて、このシステムは、自己…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第19問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q18. コミュニケーションが要請する統一(Einheit)で、コミュニケーションの割り当てとアドレスのポイントであり、そういった帰属を引き受けることになる(以前の問題に出したようにコミュニケーションは行為へと還元されて帰属され…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第18問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q17. 帰属シリーズ。損害可能性を内部帰属するときこれを【A】とよび、外部帰属するときこれを【B】とよぶ。A17. A:リスク。B:危険。 ルーマンがリスク/安全の区別(もしくは危険/安全の区別)に換えてリスク/危険の区別を導入し…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第17問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q16. 帰属シリーズ。意味選択をシステムが内部帰属するとき、これ〔=この意味選択という出来事。オペレーションのことといって差し支えないでしょう〕を【A】とよび、外部帰属するときこれを【B】とよぶ。A16. A:行為。B:体験。 こ…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第16問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q15. 帰属シリーズ。予期を帰属のパターンに沿って区別するとき、期待はずれを外部帰属して予期の内容を変更しないとき、これを【A】的予期とよび、期待はずれを内部帰属して予期の内容を変更、つまり学習を行うとき、これを【B】的予…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第15問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q14. では、このように、ある出来事を、誰か/何かが原因で生起したものとして観察する過程をなんというか。A14. 帰属過程。 社会心理学者フリッツ・ハイダー以降の帰属理論の蓄積はルーマン社会理論にとって非常に重要です。ぼくは個…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第14問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q13. 「コミュニケーション」はすべて、何に(「何」として)縮減されなければならないか。A13. 「行為」。 コミュニケーションは、他者による伝達の選択・情報による情報の選択・自我による理解の選択、以上三つの選択が【出揃えば】…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第13問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q12. では分化の三つの類型はなにか(ルーマンは三つ以上挙げているが、有名どころを挙げてください)。A12. 環節的分化・階層的〔成層的〕分化・機能的分化。 Q13. 「コミュニケーション」はすべて、何に(「何」として)縮減されな…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第12問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q11. 社会システムの三つの類型はなにか(「分化の三つの類型」ではないよ)。A11. 相互作用(相互行為)、組織、社会(ゲゼルシャフト)。 Q12. では分化の三つの類型はなにか(ルーマンは三つ以上挙げているが、有名どころを挙げて…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第11問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q10. 観察するものはシステムであるが、観察されるものもシステムである("Observing Systems"の二つの意味)〔というか、観察されるものが必ずシステムっていうわけではないが、「社会システム」の理論、社会の学(社会学)は、シス…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第10問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q9. 観察とは【A】を用いて【B】することである。A・B双方ともに答えよ。A9. A:区別。B:指示。より精確には「区別を用いて一方の側を指し示すこと」。「区別」して、「指示」する、のではない。 今日の問題も観察について。 Q10. 観…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第9問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q8. 具体的なコミュニケーション過程においてすばやい受容とすばやく理解できる受容とを用意している、可能的な諸テーマのストックを「文化(Kultur)」という。この文化の一部であり、とくにコミュニケーションのために保管されている…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第8問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q7. 言語によって高められた偶発性に対処する、「選択の受容を動機づける機能」をもった装置のことをなんというか(ヒント:有名どころは四つ)。A7. 象徴的に一般化されたコミュニケーションメディア(symbolisch generalisierte Komm…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第7問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q6. よく引用されるシリーズ。『社会の学』から。 「【A】にコミュニケートすることはできない。【B】だけがコミュニケートするのだ」 AおよびBを答えよ。 A6. A:人間。B:コミュニケーション。 「人間にコミュニケートすることはで…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第6問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q5. では社会システムのオペレーション(つまり要素)はなにか。 A5. コミュニケーション。 Q6. よく引用されるシリーズ。『社会の学』から。 「【A】にコミュニケートすることはできない。【B】だけがコミュニケートするのだ」 Aおよ…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第5問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q4. 一般的に「システム」とは、〈互いに関係付けあっている要素の集まり〉のことをいう。では、ルーマンのいう「オートポイエシス的システム」における「要素」のことをなんというか。 A4. オペレーション(Operation)。もちろん「作…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第4問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。Q3. ルーマンは「システム」の諸類型のうちで、自らの社会システム理論において取り扱うのは「意味システム」であるといっている。この「意味システム」にあたるものを挙げよ。 A3. 心的システム(psychiche Systeme)と社会システム(so…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第3問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。 Q2. ルーマンは「コミュニケーション」を、送り手から受け手への、情報の「移転」(Übertragung)というメタファーを用いて理解することを、批判している。ではルーマンによれば、〈コミュニケーション〉という統一を構成する三つの要…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第2問■□■□■□■□■

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まずは昨日の解答から。 Q1. ルーマンのいう「意味の三つの次元」をすべて挙げよ。 A1. 事象〔事項〕次元・時間次元・社会的次元(Sachdimension/Zeitdimension/Sozialdimension)。英訳ではSachdimensionがfact dimensionと訳されているんですねえ。 Q2. ル…

□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第1問■□■□■□■□■

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Q1. ルーマンのいう「意味の三つの次元」をすべて挙げよ。 答えは明日。