□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第14問■□■□■□■□■

まずは昨日の解答から。

Q13. 「コミュニケーション」はすべて、何に(「何」として)縮減されなければならないか。

A13. 「行為」。
コミュニケーションは、他者による伝達の選択・情報による情報の選択・自我による理解の選択、以上三つの選択が【出揃えば】――というか【出揃って初めて】統一として成立する(出来事として出来する)、そうした綜合でした。どこに出来するのかといえば、「社会」に、でした。
ところで、コミュニケーションの定義には、この「三極の選択過程である」という定義の他に、「接続可能性である」というものがあります(これはオペレーションの定義ですが、コミュニケーションは社会システムのオペレーションなので同じ定義が当てはまります)。接続する、すなわちコミュニケーションにコミュニケーションが連鎖するには、いったん当該コミュニケーションが、「誰か」「何か」によってなされたもの、として観察される。つまり、「行為」に縮減される、というわけです。








Q14. では、このように、ある出来事を、誰か/何かが原因で生起したものとして観察する過程をなんというか。


答えは明日。

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