□■□■□■□■□日刊ルーマンクイズ・第15問■□■□■□■□■

まずは昨日の解答から。

Q14. では、このように、ある出来事を、誰か/何かが原因で生起したものとして観察する過程をなんというか。

A14. 帰属過程。
社会心理学者フリッツ・ハイダー以降の帰属理論の蓄積はルーマン社会理論にとって非常に重要です。ぼくは個人的には「ルーマン社会理論」とは帰属理論を社会学の全領域に拡張したものだとさえ言ってよいと考えている。
帰属理論とは、社会心理学の立場で、単純に言えば、ある現象が生じるとそれはなにか原因があって生じたはずであるという信念を人はもつ、と仮定する立場。「ボートが流されてしまうのは川の流れが急だからだ」「暑いのは太陽が照りつけているからだ」「ディストレスが軽減されるのは役割累積効果があるからだ」などなど以下同様、というわけです。







Q15. 帰属シリーズ。予期を帰属のパターンに沿って区別するとき、期待はずれを外部帰属して予期の内容を変更しないとき、これを【A】的予期とよび、期待はずれを内部帰属して予期の内容を変更、つまり学習を行うとき、これを【B】的予期とよぶ。



答えは明日。

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