Weberの行為類型

  • 目的合理的
    • 一義的に捉えられた目的にとって行為者自身が適合的と考える手段にもっぱら志向してなされるとき、この行為が準拠する基準を目的合理性といい、こうした行為を目的合理的行為という。予期に準拠したものとなる。(弘文)
  • 価値合理的
    • ある行為が、もっぱらその行為自体が持つ倫理的・美的・宗教的などの固有価値に意識的に志向してなされるとき、この行為が準拠する基準を価値合理性といい、こうした行為を価値合理的行為という。自らの固有価値において自足性を持つ。目的合理性の観点からは非合理的なものとなる。(弘文)
  • 感情的
    • 感情、とりわけ「情動」にもとづく行為のこと。行為の意味が、結果ではなく行為そのものにある点は価値合理的行為と共通し、また解釈活動を必要としない直接体験に定位する点は伝統的行為と共通する。(弘文)
  • 伝統的
    • 身についた習慣によって規定される行為。行為の意味があるかないかの間にある。習慣化した日常行為の多くがこれに近い。(弘文)