金儲け

1000万はでかいな。

日本経済新聞社は2006年、創刊130周年を迎えるのを記念して「日経小説大賞」を設けます。
物語性が豊かで、時代性、社会性、娯楽性を兼ね備えた、文芸界に新風を送り込む作品を公募し、優れた作品に大賞を贈ります。
現代小説、時代小説などのジャンルは問いません。応募資格は新人に限りません。受賞作は、日本経済新聞社から出版します。

ポイントは

  • 物語性
  • 時代性
  • 社会性
  • 娯楽性

の4つだ。
そこで、1000万を山分けするという前提で、5人チームの共同執筆としよう。
「物語性」は、複雑さを出すために2人が担当する。計5人。
ぼくの考えたプロットはこうだ。

電車内のふとした出来事で知り合った男女が、ほのかな恋心を抱きあう。何度目かのデートのとき、女Aは友人(女B)を連れてくる。この女たちは、互いのblogのコメント欄を荒らしあう仲。ある日殺人事件が起きる。ダイイングメッセージは「アラシニアッタンダ」。男は女Aが殺したものだと思い込み、女Aをかばう。男・女A・女Bの各blogのコメント欄への書き込みと彼らの実況中継、AAなどが物語の大半を占める。すでに死んだ女Bのコメント欄に書き込まれた「今夜、妻が浮気をします」。この書き込みを発端に、結婚とは何か、愛とは何か、生きるとは何か、世界とは何か、ディスカッションが始まる。男は感じ始める。自分が救世主(The One)であることに……。ZENマスター=モーフィアスとの出会いから4ヶ月、彼はいまや、すべての真実を見ることができる……