社会学投稿論文用LaTeXヒント集〜脚注
脚注ですが、どういうわけだかたいていの紀要では注釈を本文の後に掲載せよと要求しています。読者には不便このうえないですが。
そこで、\footnoteで脚注にしようとしたものを、文末注にしなければなりません。
上述のLaTeX tiny Tipsに"fn2end_config.zip"というのがあり、プリアンブルに
\usepackage{fn2end} \usepackage{fn2end_config}
と書けばすべてがうまくいくみたいなことが書いてあるのですが、ぼくの環境ではうまくいかないようです。
! LaTeX Error: Command \namelistlabel already defined. Or name \end... illegal, see p.192 of the manual. See the LaTeX manual or LaTeX Companion for explanation. Type H <return> for immediate help. ... l.3 \newcommand{\namelistlabel}[1]{\mbox{#1}\hfil} ? ! Emergency stop. ... l.3 \newcommand{\namelistlabel}[1]{\mbox{#1}\hfil}
とのエラーメッセージが出ます。原因はぼくにはわからにゃい。だれかおせーて。
そこで、\endnoteを使うことにします。プリアンブルに
\usepackage{endnotes}
と書きます。で、注にしたい部分を、\footnoteのときと同じように、\endnote{gesugesuyabayaba}とします。
注の部分のインデントですが、
\makeatletter \def\enoteformat{% \rightskip\z@ \leftskip=2zw %%% インデント量 \parindent=1zw \noindent\llap{\hbox{$^{\@theenmark}$}}} \makeatother
というのをプリアンブルに書き込んでください。
また、
\def\notesname{【注】}%%% 注釈の名称 \renewcommand{\enotesize}{\normalsize} \renewcommand\enoteheading{\subsubsection*{\notesname}}
というのも必要に応じて。
……これらのアイデアは、奥村先生のTeX WikiにあるTeX Q & Aであれこれ検索して得たものです。いろいろいじったので原型を留めてないし、どの記事から得た情報か忘れましたが。
とにかく、なにか必要なことが生じたら、まず奥村本に載ってないか探し、Q&Aで検索してみるとよいでしょう。