ファイナルおっぱい?

今日の六本木。18時からの『ヴィレッジ』をネット予約するも、相方が起きられなくて、20時40分からの回を観る。キャンセルできないので3600円払ったことになる。しかしこれはナイト・シャマラン監督作品では『シックス・センス』の次ぐらいに好きな作品となったので、よしとする(相方は一番好きだといっていた。ちなみにこの相方は『サイン』に怒っていた。「宇宙人を馬鹿にしすぎだ」と)。映画評はコチラ
ところでヴィレッジヴァンガード六本木店が閉店していて驚いた。もちろん下北沢店は認めるが六本木店は認めない派、ではあったけれど、困る。なぜか。
青山ブックセンターが閉店したときに世間じゃいろいろ言われたけれども、ぼくはABCの文化的貢献とか、90年代的なものの終焉だとか、そういったことはどうでもよかった。とにかく、ぼくにとっては「困る」ということが重要だ。
三田生協で買い物→タクって六本木→ABCで新刊本の買い物→シャンハイ・バールでお茶しながら待ち合わせ→DIESELで服を一着買う→ヴィレヴァンでオリーヴオイル揚げのポテトとシークワーサージュースを買い込み→映画館。
という生活パターンこそがぼくにとっての『ヴィレッジ』である。こいつが崩されると、困る。昔はWAVEにいったりミニシアターにいったりしたけれども、そういったことがとてつもない文化的無駄だと判って以来、六本木は上記のパターン以外ありえない空間だった(たまにヴェルファーレのアフターにいったりしたけれど)。この「生活世界」が脅かされるのは、文字通り「生活の建て直し」というまんどくさい事態に陥るので、困る。これがかのハーバーマスの言った「生活世界の植民地化」というものなのか(ちが)。