社会システム理論 第6章第7節 後半

じつは2月29日にこれの次の回(第8節)を開催済なのですが、こちらでの更新がものすごく遅れました。サーセン
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2008年02月08日の三田ルーマン研究会。

Social Systems (Writing Science)

Social Systems (Writing Science)

Soziale Systeme: Grundriss einer allgemeinen Theorie

Soziale Systeme: Grundriss einer allgemeinen Theorie

社会システム理論〈上〉

社会システム理論〈上〉

  • 第6章「相互浸透」
    • 第7節「道徳と相互浸透」




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今読んでいるのは『社会諸システム――一般理論の概説』第6章「相互浸透」:

  • 第06章 相互浸透
    • 01 主題の設定
    • 02 相互浸透概念
    • 03 オートポイエーシスと構造
    • 04 結合概念
    • 05 人と人との相互浸透
    • 06 二元的図式化と相互浸透
    • 07 道徳と相互浸透←イマココ
    • 08 社会化と相互浸透
    • 09 身体と相互浸透
    • 10 結びにかえて

です。

第07節「道徳と相互浸透」(後半)


[06-07-07]

[06-07-08]

[06-07-09]

[06-07-10]

[06-07-11]

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[06-07-13]

社会システム理論 第6章第7節 前半

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次回2月8日です


前回(2008年01月25日)の三田ルーマン研究会。

Social Systems (Writing Science)

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Soziale Systeme: Grundriss einer allgemeinen Theorie

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社会システム理論〈上〉

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  • 第6章「相互浸透」
    • 第7節「道徳と相互浸透」




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今読んでいるのは『社会諸システム――一般理論の概説』第6章「相互浸透」:

  • 第06章 相互浸透
    • 01 主題の設定
    • 02 相互浸透概念
    • 03 オートポイエーシスと構造
    • 04 結合概念
    • 05 人と人との相互浸透
    • 06 二元的図式化と相互浸透
    • 07 道徳と相互浸透←イマココ
    • 08 社会化と相互浸透
    • 09 身体と相互浸透

です。

第07節「道徳と相互浸透」(前半)


[06-07-01]

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使用許諾契約書とかデP削除とか。

ニコニコ動画から、あの有名なデPの動画が一斉削除された件について、あちこちでたくさん記事が書かれているのだけど、↑の記事のはてなブックマークに、

ようするに「初音ミク」って名前もしくはキャラ絵を使った上で「公序良俗に反」してたら駄目ってことでしょ(二次創作の範囲になるから)?DTMソフトとして使ってる分にはなにやろうと自由に決まってるじゃん。

って書いたんだけど、確認するために「使用許諾契約」をもう一度読み直してみた(いったい何度読んだのだろうか……こんなに繰り返し「ソフトウェアの契約書」を読み返すとか、無いだろ……JK……ソフト会社で会社員してた時代よりも読んでるよ……)。
それで、(ぼくはいまだにこのソフトの正式名称知らないんだけど……「初音ミク」でいいの?)このソフトに添付されている「使用許諾契約」には二種類ありまして、ひとつは「ソフトウェア使用許諾契約書」(以下「ソフト契約」)で、もうひとつが「VOCALOIDライブラリ使用許諾契約書」(以下「ライブラリ契約書」)。前者はYAMAHAとの、後者はクリプトンとの契約になっている。
はてなブックマークコメントでぼくが念頭においていたのは、以下の部分。「ライブラリ契約書」より:

E. コンテンツ
本製品に含まれる全てのコンテンツ(音声、画像、文章、ビデオを含む)の著作権はオリジナル・コンテンツ著作者に帰属し、著作権法によって保護されています。本契約は、そのようなコンテンツに関する本契約書に定められている以外の権利をお客様に許諾するものではありません。

↑これは、いわゆる「ミク絵」はKEIさんの著作物だから勝手に使っちゃ駄目よ(二次創作文化にはある程度寛容ではあるけどね。ただし「初音ミク」という名称は登録商標だから、KEIさんであっても勝手に使っちゃ駄目だけどね)。という意味だと受け取っていた。*1
それは……間違ってないよね?
いいんだよね?(心配だなあ……)

それと、ぼくが何度も読み返している、以下の部分。同じく「ライブラリ契約書」より:

D. 合成音声使用に関する制限
(d) 合成音声によって楽曲のリードボーカル・パートの大部分が構成されており、"歌手"として合成音声がメインの「アーティスト」にクレジットされている録音物や、人間ではなく機械、テクノロジーVOCALOID、本VOCALOID製品のタイトル、"バーチャル・シンガー"、"バーチャル・アーティスト"といった類のクレジットのある録音物を商用目的でリリースする場合。但し、実在する人間がその「アーティスト」にクレジットされている作品内での合成音声の使用は、追加使用許諾を取得することなく本契約の下で許可されています。

↑これは、アーティスト名や曲名に「初音ミク」って入れちゃ駄目だよ。入れたら「追加使用許諾」が必要だよ。っていう意味だよね。
例のドワンゴ着うた配信事件は、ドワンゴがここの部分を誤読して、「初音ミク」ってソフトを使った曲を商用利用する場合は、全部「追加使用許諾」が必要だ(ソフト使って曲を作ったアーティストも)、と勘違いした。
だからクリプトンと契約しようとした(事態を複雑にしたのは、「初音ミク」って名前をクレジットに入れなかったら売れないから、ドワンゴとしては入れたい。そうすると当然「追加使用許諾」が【そもそも】必要だった。という点)。
で、クリプトン側は【契約書に書いてある通りの】「追加」許諾契約をドワンゴが結ぼうとしていると考え、「feat.初音ミク」って入れてもOKですよ(アーティストさん=曲の著作権者との契約は、うちとはなんの関係もないのでそれはそっちでやってね、言うまでもないことだから言わないけど)。と回答した。
ドワンゴは、【契約書の誤読】にもとづいてしまっているから、「曲の著作権者もクリプトンから『追加使用許諾』をもらっていないと駄目」と考え、「だからクリプトンはわざわざ仲介立てて、【初音ミクを使ったすべてのコンテンツに関する許諾契約】を行っているんだろうな」と考えた。「クリプトンが全権利を握っているんだから、うちはクリプトンからオーケーが出れば、それで全部解決」と。
……ってのが、例の件の流れだと思う。知らないけど。最後グダグダになって内実知らされてないから。


どうでもいい方向に話逸れた。



ああ、それで、なんでこの項目をぼくが何度も読み返しているかというと、
曲名・アーティスト名に「初音ミク」とか「Vocaloid」って入れたら駄目
という部分が重要だと思ったから。そりゃ商標使ってんだから、アウトだわな。
で、ぼくはこのソフト使って曲作る前に、まず「アーティスト名」を考えた。まあ、本名使ってもよかったんだけど、本名使って普段それまでにやっていた音楽活動とは別プロジェクトで何かやってみたい、というのがあったので。
「別プロジェクト」にする動機づけは、もちろんVocaloidというソフト音源に刺激を受けたこと。
ぼくの中でのVocaloidの位置づけは、非常に奇妙な音声を発するソフトシンセサイザーで、それ以上でも以下でもない。しかしこんなに奇妙な楽器は、そうそうない。これはすごい。よし、808 STATEみたいに、楽器名をアーティスト名に入れよう……というわけで、アーティスト名は"Miku-flo"になった。これなら「初音ミク」も「Vocaloid」も入ってないし、ギリギリセーフだろ。と考えた。
(あちこちで「Miku-floて、名前がダサすぎだろ」って意見を目にするけど……いや、M-floはディスコで、フィリーソウルで、いいんだってヴぁ!……まあ、ぼくも元カノが教えてくれるまで鼻にもひっかけてなかったけど……)

それでまあ、ニコニコ動画は、曲に対する反応をみるのによさそうな場所だし(あとで「悪い場所」だと気付くのだけど・笑)、とりあえず曲ができたら最初に公開する場所にするかな。と考えた。
で、ニコニコ向けに、動画には「ミク絵」を使ったり、タイトルに【初音ミク】とか入れたりした(ニコ動でのミク絵使用は黙認状態だったし、それは今後も変わらなさそうだし、タイトルはsmilevideoからいつでも変えられるし。ってことで)。
ぼくのやってるMiku-floプロジェクトは(「ぼくの」って言っているけど、たくさんの音楽家がかかわる、まとめ役なしのプロジェクトのつもりで始めたし、いまでもそのつもりですが)、「全12曲からなるアルバムを最終的に発表する」「セカンド・サマー・オヴ・ラヴ以降のクラブ&レイヴミュージックをVocaloidという21世紀の奇妙な楽器を使って再解釈する」……という程度のコンセプトでやっておるわけです。

ああ、なんかまた話逸れたけど、Miku-floプロジェクトにかんする↑の記述の最後の段落が、あとで、今回一番いいたいことを言うときに、かかわってきます。



話し戻すね。
デPの話。



デPの動画が削除されたのは、結局、(ぼくのこれまでの解釈では)「動画内でミク絵を使って、公序良俗に反する歌詞の音楽を、あたかも初音ミクというキャラクターが歌っているように視聴者に見えるように発表している」という点だけが問題であって、これを、タイトルに「初音ミク」と入れない、動画内でもミク絵を使わない、のであれば、なんの問題も生じないし、生じたとしても、クリプトンが介入する余地はない。……とぼくは思ったのでした。



ところがですよ!



いまさっき契約書見たデスヨ!アキコ女史!



こんなこと書いてありますよ! 「ソフト契約書」より:

3. 合成音声の使用の制限
お客様が公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開や配布することはどのような方法であっても許されません。

さらに「ライブラリ契約書」より:

D. 合成音声の使用に関する制限
(1) お客様が公序良俗に反する歌詞を含む合成音声を公開又は配布する事は、いかなる場合においても禁じられています。

な、なんだってー!!



ぼくが驚いている理由:

  • [一点目]クリプトンおよびYAMAHAが、「合成音声に『歌詞』が含まれる」と考えている点
  • [二点目]仮に100万歩譲って、合成音声に「歌詞」を含ませることが可能である、と仮定して、それが「許されない」(ソフト開発・販売元が禁止する)という事態が、可能な事態であるとクリプトンおよびYAMAHAが考えている点

一点目。
「ライブラリ契約書」の「定義」によれば、「ライブラリ=オーディオ素材」と「合成音声=オーディオ出力」は区別されます。「オーディオ素材」に著作権があることは当然です。ぼくもクリプトンから発売されているサンプリング素材CDを使ってます。お世話になってます。サンプリング素材CDに著作権があるおかげで、それを購入したぼくが、自分の作成した楽曲内で、自由にそれらの素材を使用することができています。ありがたいことです。
ちょっと驚いたのは、合成(シンセサイズ)後の、「オーディオ出力」の「使用」に制限をかけるような項目が契約書内に記載されていることです。
しかしまあ、「ヴィンテージ物」のシミュレート・ソフト音源(moogとかね)を使って、「moogフレーズ集」みたいなサンプリング素材を商用で売り出したりしたら、それは問題ある気がしないでもない。あ、でも『DTMマガジン』には毎月、ソフトシンセを使ったフレーズ集が付録でついてくるな!あれはどうなんだ!(あれ、「著作権フリー」って書いてあるけど、誤解を招くよね。著作権が存在しない著作物って、日本で〔期限切れを除いて〕ありうるのかね)
これは「ちょっと驚いた」点ね。
すっごく驚いたのは、「歌詞」の件ね。
だって、Vocaloidって、「あたかも人間の声であるかのような音を出すソフトシンセサイザー」であって、「へたすると人間が歌っているかのごとく聴こえてしまう音を発するソフトシンセサイザー」なわけでしょう。
「オーディオ素材」に人間の声つかってんだから、「あたかも…かのごとく」ではなくて、「そのもの」なのでは?……という反論は、ないでしょ。素材に人の声使ってるソフトシンセなんてたくさんあって、それが人間そのものの声と勘違いされたことはたぶんほとんどない。それに、「しかしそれでも、どうやったって本当に人間が歌っているようには聴こえない(錯覚することはできるけど)」というのは、周知の通り(パッケージには「本格的」とか書いてあるけど・笑)。

ヴォーカリストが、メロディにのせて(あるいはのせずに)歌詞を歌う。という場合に、その歌声に「歌詞」が含まれている、という主張に、仮に反論しないでおくとする(いくらでも反論は可能だけど、これは手続き上のハナシ。ヴォーカリストは「歌詞」を知らされ、それに沿って〔あるいは沿うことなく〕歌う、という手続きをとる)。
しかし、Vocaloidはたんにシンセサイズされた音声を発振する(オーディオ出力する)だけであって、「歌詞」が関与する余地がない。YAMAHA開発のVocaloid2エディターには、「歌詞の流し込み」という項目があるが、その「名称」は便宜的なものであって、じっさいに歌詞を流し込むわけではない(「あなたを愛してる」などと入力することはない。1トラック目に「あなあたあおあいしいてえるう」と入力し、1トラック目がリンかレンの場合、子音が聞こえないから2トラック目に補正用にミクライブラリを用意して「・な・た・・・・・し・て・る・」と入力する。これのいったいどこが「歌詞」なのか)。


1000万歩譲って、「でも、動画に歌詞テロップつけたりCDに歌詞カードつけたりしたら、視聴者によっては、『そういう歌詞が』『歌われている』と勘違いする人も出てくるんじゃないの?」という意見に同意したとしよう。しかしそうなると、やはり、当初のぼくの考えの通り、「歌詞テロップなり歌詞カードなりを添付しない」ことで万事解決するのでは?




二点目。まず、ソフトパッケージ「初音ミク」に含まれている、「初音ミク」というキャラクター(ややこしいな)、のイメージコントロール著作権者が行いたい、と考えているのは、理解できる。
しかしこれはやはり、キャラクター名、キャラ絵、およびソフト名の使用制限に留まるべきであって、オーディオ出力にまで関与すべきではないんじゃないか。
ぼくの考えでは、これは「違法な契約」であって、「契約書にそう書いてあるじゃん」という開き直りには、反対したい。つまり、いくら契約書にそのような記載があっても、その記載の部分だけは無効、と考えても差し支えないはずだ。


もちろんぼくがこう考えるのは、このソフトをDTMソフトとして(まず第一義的に)考えているからであって、もしクリプトン&YAMAHAが、
「いいえ、これはDTMソフトではありません。キャラクターパッケージであって、18歳未満でも使用できるエロゲ〔美少女ゲーム〕の一種として、われわれは販売しているのです」
と主張するのであれば、「そうですか」と言わざるをえず、「あーだまされた。金返して欲しい。DTMの雑誌で特集組まれてたし、DTMソフトに強く関連している会社から発売されてたから、てっきりDTMソフトだと思って買っちゃったよ」と泣き寝入りする以外にないけれど。





というあたりで、デP関連のハナシは終わり。言いたいことはここから。
ええと、「公序良俗」のハナシで、「エロ」にまつわる議論しかされてないけど、それ以外の「公序良俗」についてはどうなの?
というのは、上述したように、ぼくは
「セカンド・サマー・オヴ・ラヴ以降のクラブ&レイヴミュージックをVocaloidという21世紀の奇妙な楽器を使って再解釈する」
というコンセプトでこのソフト使っているのね。
つまり、おもいっきし、非合法ドラッグの使用推奨メッセージを、歌詞とか楽曲とか以前に、コンセプトの時点で固めているのですわ。
それって「公序良俗」に反しないんですかね?

いや。もちろん。そもそも1990年以降の音楽でセカンド・サマー・オヴ・ラヴの影響を受けていない音楽って、ポピュラーミュージックの世界では、世界中を見渡しても無限にゼロに近い(あったとしてもSSOLの「解釈」の影響下にある)し、(ビートルズを含めた、ファースト)サマー・オヴ・ラヴの影響下にないポピュラーミュージックがあれば、それは天然記念物ものである。という現状を鑑みれば、「そんな程度のコンセプトが公序良俗に反しているわけもなければ、ドラッグ推奨メッセージを視聴者が受け取る確率も低いはずだ」。と言うことはできますよ。
だけど、たとえばMiku-floの2曲目には、はっきりと「エクスタシー」「CandyFlip*2」という固有名詞が出てくるし、5曲目なんてタイトルが「テオナナカトル」(マジックマッシュルームのこと)ですよ。3曲目はタイトルにも歌詞にもドラッグの固有名は出てこないけど、あきらかにジャンルとしてはアシッド・ハウス(というかアシッド・リヴァイバルというか)で、視聴者に「勧めて」はいないけど、視聴者が「キメて」いることを前提として作られている曲ですよね。







いや……まあ……いいや……どうせニコ動では誰も聴かないし……マイスペの方が反応いいし…………どうでもいい…………







はい、宣伝乙。ってことで。



【追記】えー。宣伝乙、だった割にはぜんぜん再生数に結びつかなかったので少々へこんでおります。マイリスト貼っておくので、ブクマやスターや投げ銭くれるなら再生してくれ!http://www.nicovideo.jp/mylist/3474584


なんという乞食……

*1:それともちろん、サンプリング素材の著作権はクリプトンにあるよ、というのが第一義だけど、それは「A. 許諾」の項目に書かれている。

*2:LSDとMDMAのカクテル。

社会システム理論 第6章第6節 後半

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前回(2008年01月11日)の三田ルーマン研究会。

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社会システム理論〈上〉

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  • 第6章「相互浸透」
    • 第6節「二元的図式化と相互浸透」




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今読んでいるのは『社会諸システム――一般理論の概説』第6章「相互浸透」:

  • 第06章 相互浸透
    • 01 主題の設定
    • 02 相互浸透概念
    • 03 オートポイエーシスと構造
    • 04 結合概念
    • 05 人と人との相互浸透
    • 06 二元的図式化と相互浸透←イマココ
    • 07 道徳と相互浸透
    • 08 社会化と相互浸透
    • 09 身体と相互浸透

です。

第06節「二元的図式化と相互浸透」(後半)


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[06-06-09]

[06-06-10]

[06-06-11]

[06-06-12]

[06-06-13]

[06-06-14]

多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還

ロリータの温度

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多重人格探偵サイコ?雨宮一彦の帰還? Vol.2 [DVD]

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多重人格探偵サイコ ルーシー・モノストーンの真実 (角川コミック・エース)

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多重人格探偵サイコ 西園伸二の憂鬱 (角川文庫)

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多重人格探偵サイコ 雨宮一彦の帰還 (角川文庫)

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多重人格探偵サイコ 小林洋介の最後の事件 (角川文庫)

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Can't Get 徐若瑄 Out Of My Head【第二夜】

台湾ビール2本で眠くなってしまうという理由について書く必要などないのだが、ぼくはビールが嫌いなわけではないのに極度にビールが苦手である。ジョッキ2杯で猛烈な眠気とだるさ、身体中の痛み、特に頭部への鈍痛と激痛。じゃあビールなんてたのまなければいいのに、というセリフを100人の女性から100通りの声で聞かされたが、基本的にビールが好きなのだろうと思う。「酒を飲む」充分な時間と意気込みがあるなら、ビールの後に芋焼酎をロックでガブガブと飲み下し、ビールのダウナー系麻薬力を追い払うこともできる。しかし軽く食事でも。という今日のような場合にはきまってビールだけキメて「店出ますか」ということになる。ここからは余談だが、その後で女性とセンシュアルな状況にもつれ込んだ場合、ぼくは「ビールが苦手なんだ」という100回は口にしたセリフを口にし、ベッドかソファに頭を抑えてうずくまり倒れこむ、そして先にあげた「じゃあビールなんてたのまなければいいのに」というセリフを聞くことになるわけだが、そういう状況での女性の声には10割の確率で「おいおいこれじゃセックスもできないじゃないか。ひょっとしてチンポも立たないんだろうな。この使えねえクソが!」というニュアンスが含まれており、怖い。そしてその怖さがぼくにはなによりの快感でもある。ちなみにそういう状況でもチンポは立つのでご安心を。ぼくとそのような状況にもつれこんでしまった女性は、「このクソが!」と罵りながらぼくを犯していただければ幸いである。「なにもおかまいはできませんが」。


そうそう、台湾小皿料理屋で「言語の問題が関係なかったら、どこに住みたいか」という話題になり、ぼくは「台湾」と即答したのだがそれは台湾小皿料理屋という場所にいたからという安易な理由ではなく、いま本気で12ヵ月後ぐらいに台湾に移住しようかと考えているのだった。ドイツ、イギリス、アムステルダム、とこれまでぼくが口走ってきた移住先は、いまの考えでは、「無い」部類に入る。ドイツもイギリスも仕事をしにいく場所っていう感じがする。平日働いて、週末はアムステルダムかロンドンに入り浸る。という。いま台湾以外のことは考えられない。日本もそろそろ生活を続けるには限界に近づいている(なんで日本に住んでいるか、AmazonGoogleがあるから、と答えてきたが、それは日本でなければならない理由にはまったくなっていない、ということに当初から気付いていなかったわけではない)。しかし台湾に移住するとして、そこではやはり生活のために仕事が必要になるわけだが、自分に何ができるだろうか、日本語教師の需要ってあるだろうか、と考えて、絶望的になった。供給過多で、ぼくに職がまわってくるはずがない(日本語教師ができるじいさんばあさんがゴロゴロいるだろうから)。ところでちなみに台湾に住みたい理由はビビアンがいるからです。


さて《菊地成孔コンサート2007[第二夜]UA×菊地成孔》(攻め×受けを規定したライブのタイトルというのも珍しい)@渋谷オーチャードホール、8日(金)について。

UAについて菊地氏、「女性が怖いと男性としては気持ちいいじゃないですか」「会場の男性陣の『そうだそのとおりだ』という心の声が聞こえますよ、わたしには」。その通りだ、とぼくは思った。
前日の打ち上げをこやつらは行ったらしく、4時まで飲んでいたらしく、菊地のトークは絶不調(笑)。前日も「いつものような快調なトーク」というわけではなかったが、それは菊地氏が風邪ひいてるからか、もしくはオーチャードホールという場所柄自重しているのかな、とも思ったのだったが、2日目と比べるとなんと流暢なトークだったんだろうか、あれは。と思わざるをえない。
UAトークが面白そうなんだけど、たぶん一人でフリースタイルで喋るのが得意なんだろうな、ということと、だったらそこを菊地氏が持ち前のタモリ精神を発揮してうまくいじってあげないと、と思うのだが、どうにもそこが絶不調で、隔靴掻痒だった。
音はCD("cure jazz")よりも格段によかった。声にかかっているロングディレイはどうやってパラメータを計算しているのだろうかとか(もしかしたらBPMがかっちり決められた、デジタル制御のJazzオーケストラだったのかもしれないが)、クラッシュの音の内ひとつだけとても長い間鳴り続ける音があったのだがそれは何のエフェクターを使ってどういうパラメータの設定をしているのだろうか、などと考えていたが、どうやら菊地氏の次のプロジェクトDUB SEXTETのダブ・エンジニアPardon木村氏が参加していた模様(確証はとれず)。
昔から言っている気がするけど、UAの歌唱にはぼくは魅力をまるで感じない。もちろんとてもセクシーで面白くてタフな女性だと思うし、あれで惚れちゃわなかったらヒトじゃねーだろとまで思うが、歌には惹かれない。勤勉だしとてもよく訓練されているとも思うけれど、まあ、歌に魅力を持たせるのはそれだけ難しいということだと思う。勤勉で訓練されていて面白くてカワイイ歌手にはPerfumeがいるが、やはりプロデューサーが優秀だから魅力的なんでしょう、と思う。そういう意味ではUAの不幸には朝本浩文があったのかもしれない(でもそんな黒歴史ならPerfumeだって克服できる。Perfumeがいかに偉大か、という話になってしまうのかもしれないが)。
と、そんなこんなで、第二夜は、緊張感と笑いと稀有さに溢れた第一夜の長い打ち上げの余韻、となっていた。ぼくはそれでもよかったと思っているのだが。

cure jazz

cure jazz


[セットリスト]
Over the Rainbow
Born To Be Blue
―MC―
Night In Tunisia
Music On The Planet Where Dawn Never Breaks
Ordinary Fool
―MC―
バードランドの子守唄
溜息的泡
マネージャングルのジャンヌ・ダルク
Honeys And Scorpions
―MC―
Luiza
Hymn of Lambarene
This City Is Too Jazzy To Be In Love
―encore―
I'll Be Seeing You
―MC―
Nature D'eau



あ、そうそう、この二晩のフライヤーはレアらしい。菊地氏の良い文章が楽しめるのだけど、オーチャード以外の場所で見かけることがないらしい。

昨日の日記のお買い物リストでベストはSoulwaxのリミックス集&MIXの2枚組でした。今年のベスト10圏内確実。

野生の思考、PTA、渋谷にて。【第一夜】

さて前回の日記の日付を間違えてしまったのでこれが実際には7日(金曜)の日記であるわけだが、書いている現時点で日付をまたいでいるので正当化しておくことにする。
7日(金)に渋谷オーチャードホールにて《菊地成孔コンサート2007[第一夜]菊地成孔とペぺ・トルメント・アスカラール》が催され、このチケットを直前に唐突に入手させられたぼくは、非常に長い時間の間隔のあとで(つまり久しぶりに)渋谷を訪れた。
驚いたことに、渋谷のブックファーストが店舗ビルの改修工事に伴い閉店していた。友人と待ち合わせるときも恋人と待ち合わせるときも出会い系サイトでHITしたOLと待ち合わせるときも「とりあえずブクファ前で」と10年間言い続けてきたぼくには、これは驚きだ。
http://www.book1st.net/blog/topics/
ちょww渋谷文化村通り店、て旭屋書店があった場所じゃないのか。ということは旭屋はないのか、移動したのか。工事中の元・ブクファ前で待っていた連れによれば、石原政策で渋谷からマクドナルドやアナログレコード店が消えていっているらしい。マクドナルドがこの世から消え去ることには粉砕玉砕大喝采だけれど、CISCOHIPHOP、TECHNO、HOUSE店が消えるのはどうなのか(ぼくもネット通販でしか買わないけど。若い人たちはどうなのかなあと思って)。次のディケイドはおおよそx8年に用意され、x9年にはもうそのディケイドの総括・完全否定が終了している(まだ1年残っているのにね)、というパターンを当てはめるなら(このパターンについて、前半は今日菊地氏が言っていた。後半は昔、椹木野依が言っていた)、ブックファースト渋谷店の終わりとCISCO TECHNO店の終了は、00年代の終わりを象徴する「終わり」だと思う。

さてペペ・トルメント・アスカラールのコンサート・ホールでの演奏だが。じつのところ『南米のエリザベス・テイラー』も『野生の思考』もぼくには必要のない音源で、CDはなぜか探せば見つかるのに(必要な音源に限って探しても見つからないというマジカルな部屋に住んでいるのだけど)iTunesで再生することは、一年に一度ぐらいあれば良い方、という程度の位置づけだったのだが、ライブはきわめて感傷的に聴き入った。おそらくペぺの楽曲は(委嘱作品やカバーも多いとはいえ)菊地氏がある種の「感傷」を実験的にシミュレートし、計算しつくした上で構築されたものであって、菊地氏が感傷的に演奏することはありえないと思う。観客も、あれほどの大ホールを満員にしている人々であるにもかかわらず、感傷的に聴取しているものは誰一人としていない。ぼくを除いて。もちろん、「なんらかの感慨」「感情」を、それぞれに喚起させられてはいるのだろうけれど、けっして感傷的になどなっていない。ぼくを除いて。そもそも「アルゼンチンタンゴ中南米幻想文学をインスピレーションの源に、現代音楽とラテン・ラウンジを繋ぐ、ストレンジ・オーケストラ」というストレンジなものを聴きにドレスアップした人々が大集合しているという事態がストレンジなことなんだが、いわゆる感傷を排除するストレンジさがペペの中心であって、感傷的になろうとしてもなれない、というストレンジで貴重な音楽がペペ。ぼくは幕間に赤ワインとシャンパンの両方を飲んでしまっていたので、バンド演奏の複雑さによって酒デリックになっていたのかもしれない(そもそもぼくはDCPRGサイケデリックにしか関心がないのだった。菊地氏の音楽に関しては。キノコもLSDも合法的にあるいは容易に入手できなくなった東京で、菊地氏の音楽に価値があり続けるとは思えない)。酒デリックになったのは生まれて初めてだ。そんなものはぼくは認めていなかったのだから。酒で精神状態が異常に変容してしまうような輩はぼくは嫌いだ。でも、酒デリックはそれはそれで、(それほど異常ではないという意味で)よいものだと思った。音楽によって感傷的になることなどありえなかったぼくにとっては、「なんと貴重な作曲家であることか」と感動せずにはいられなかった。
幕間のワイン、は、菊地氏がオーチャードホール側に用意させたもので、赤ワインはタンクレディー。シャンパンは忘れた。タンクレディーの芳醇さは異常。
新譜の先行販売が会場で行われ、サイン会もあったりして、ぼくは「菊地さん、ニコニコ動画とか観ますか?きのう98年のPIT-INでのライブ音源があがってましたよ!音質もよくてあれはいいブートレグですよ!」かなんか言いたかったのだけど、とても混雑していたので、退散した。


南米のエリザベス・テーラー

南米のエリザベス・テーラー

野生の思考

野生の思考

【追記】セットリスト
夜の全裸
孔雀
はなればなれに
生け花
組曲ヴィオラトリコロール」より 第2楽章 赤
プラザリアル

―休憩(20分)―

組曲ヴィオラトリコロール」より 第1楽章 紫
京マチコの夜
ルック・オブ・ラブ
チェルシー・ブリッジ
儀式
ルペ・ベレスの葬儀

―encore―

組曲ヴィオラトリコロール」より 第3楽章 金
ユー・ドンノー・ワット・ラヴ・イズ

【追記2】そうか、客席のライトを上げた後で「いろいろ、ちゃんと見ましたよ、miumiu二人、とか」(客席爆笑)ってMCはhttp://www.kikuchinaruyoshi.com/dernieres.php?n=071115035405のことだったのかww。miumiu着た可愛いコが2人いたっていう意味かと思った。


せっかく渋谷に来たのだからと、HMVに寄ってみた。家の外でCDを買うなど10ヶ月ぶりのことだった(おそらく10ヶ月前に、Perfumeのファンサービス・スイートを田町のTSUTAYAで買って以来。中古盤屋に10月に行ったけど。新譜を買うという意味では)。
例によってお買い物リスト。
くまなく探して買った、という感じじゃなくて、ぼけーとしながら目に入ったものを購入。

少年ヤング

少年ヤング

BEAM

BEAM

MOTIVATION 6 Adult Oriented Click Nonstop-Mix by MOODMAN

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Love Tribe

Love Tribe

Most of the Remixes...

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MARQUEE vol.64 (64) マーキー64号

MARQUEE vol.64 (64) マーキー64号

あと、定期購読している(笑)DTMマガジンでも中田ヤスタカインタビューが。ヤスタカ、新譜でハード音源一切使ってないんだって。
DTM MAGAZINE 2008年 01月号 [雑誌]

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