迷彩 マルチーズ

12時 起床。レキソラ。

救急車を呼びうちのトイレで倒れた者を搬送して付き添い。そういえばぼくも病院行ってないや。あと二晩でパキが切れる。そのときがぼくの寿命であろう。


コンスタティヴ=存在論的解決法

「伝達のコンスタティヴ、情報のパフォーマティヴ」

むしろ「理解」がコンスタティヴ。通俗的なパフォーマティヴ/コンスタティヴ区別:他者による「怒ってないよ!」という発話を、〈コンスタティヴには「他者は怒っていない」という情報内容を持つ〉〈パフォーマティヴには「私は怒っている」という伝達を他者が行っている〉と「理解」する(情報/伝達‐差異の理解)。

しかしむしろ、自我はこの発話を「他者は怒っている」という情報として見る。そしてこのような発話を他者が行ったのは「他者が怒っているからであり、それが言語へとコーディングされた」という「時点に拘束された」伝達として見る。

もちろんこの発話の成分としてのエクリチュール性(ただしエクリチュール性は伝達固有の成分ではない)には散種が宿るので、「他者は怒っていない」という情報内容を見ることもありうる。

いずれにせよコミュニケーションは三極の選択過程であり、「他者の選択」「情報の選択」「理解の選択」を成分として持つ綜合的統一である。ここには他者と自我が、なんらかの意味でかかわっている。それにもかかわらず、コミュニケーションはシステムの要素となる単位(統一)なのである。つまり自我も他者もコミュニケーションにとっては外的なものだ。コミュニケーションの側から、つまり社会システムからみれば、伝達の「いかように」や、理解の「いかように」とはなんの関連性も持たず、それらが発生すれば(当然それらは自我において発生する。「いかように」は自我の心的システム内的にのみ関連性をもつ)コミュニケーションという統一が生成する。したがってコミュニケーションとは「接続能力」以外のなにものも意味しない。

理解の「いかように」は自我にとってのみ関連性を持つ、といった。コミュニケーションは〈情報/伝達〉‐差異の(自我による)〈理解〉の三極の選択から成る、というテーゼは否定しえない。理解が自我の選択であるなら、コミュニケーションは自我を外的なものとするというテーゼと、一見両立しない。ここはこう理解するべきだ。他者や自我がコミュニケーションにとって外的なものであれ、コミュニケーションが統一として生成する(そもそも統一でなければそれはコミュニケーションとは呼ばれえない)その可能性の条件が、この三極の選択がそろうことであると。

他者の心的状態、過去、発話様式が自我によって観察される。それは時点に拘束され、パフォーマティヴであるため、その散種のうちいずれかが、自我によって、コンスタティヴなものとして選択される(「彼は怒りのあまり声を荒げ、『怒ってないよ!』と発話した」)。これを伝達とよぶ。伝達は通常他者(発信者)の選択とされるが、そう観察するのは自我(受信者)である。自我はこのように、伝達のパフォーマティヴィティをコンスタティヴに、つまり存在論的に解決する(「である」という様式で――"He is angry.")。

コーディングされた発話は、情報価値を持つ。つまり驚きを与える(ギャップを持つ)。「怒っているよ!」ではなく「怒ってないよ!」と発話された(この発話様式は伝達の領域である)。その違いに情報価値はない。静寂と荒げられた声の違いが驚きを与える。この違いの選択を情報とよぶ。もちろんこの選択は――そこに違いを観察するのは――自我である。自我はこのように、情報のパフォーマティヴィティをコンスタティヴに、つまり存在論的に解決する(「である」という様式で――"He means he is angry.")。

理解は、以上の二つの存在論的解決を、「ひとつの」差異("He means he is angry."/"He is angry."――という〈情報/伝達〉差異)として、やはりコンスタティヴに観察する、ということである。いいかえれば、この「ひとつの差異」は、自我に対してパフォーマティヴであり、理解の時点でコンスタティヴに、存在論的に解決される(「である」という様式で――"He means he is angry by saying he isn't angry.")。

存在論的解決」と述べながら、"is"だけでなく他動詞"means"をここでは例に挙げているが、"means"を"is meaning"に(現在進行形は存在動詞プラス現在分詞)、あるいは"What is said is meant"に(受動態は存在動詞プラス過去分詞)に変えてもよい。むしろここでは後者がもっとも適切な情報と理解の存在論的解決式を表現している(伝達はすでに"is"である)。


15時半 帰宅。レキソラ。


17時 高2英語(助動詞)。
18時半 高3英語(受動態)と日統一対策。
20時 受験英語(リーディング)。



22時半 帰宅。冷やし中華。レキパキ。
0時 就寝。
2時 起床。




12時 就寝。