テンプレ=テクスト=一般性→普遍性

(タグ付けに困った。一応「テクスト論」と「社会学」の共通問題として認識しているのでこうタグ付けた)

関連記事へのブックマーク(http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20060228/p2)にあるコメントの、

2006年02月28日 gnt 『[neta]陰毛論。すでに燃えきってチリチリ。ルワンダ女よりこっちのが普遍的問題だよなぁ』

というのに同意で、なぜなら、はあちゅう氏個人がどう考え(てい)るか・表現するか・書くか・行為するか、といったことはほとんど問題ではなく(たぶんはあちゅう氏はなにも考えていないというだけでしょう)、
ひとつめにこれは、

【誰もを惹きつける完璧なテンプレ】の問題、つまり内容がまったくなくても(一貫した「主張」としては読めないし、「ここがこう間違っている」と指摘するに値しない「怪文書」のたぐいだと思う)「餌」がここまで周到にちりばめられているがゆえに、

誰がどこでどう反発するか・反感を感じるか、ということとはまったく関係なく、このテンプレは普遍的なものとして流通するだろう、あるいはすでに流通しているだろう、という問題だと思う(つまり、「小娘」記事を読んだ人が影響を受ける、読んだ人にメッセージが伝達される、ということではない)。

ふたつめに、
それゆえに、【テクストとして・作者不在で・ものごとを成し遂げる】であろう、そして【暗澹たる「帰結」をもたらすだろう】あるいは【「帰結」をもたらしてきたのだろう】あるいは【「帰結」のひとつがこのテクストに他ならない】という(嫌悪感を読者に与える)問題(その結果がブックマーク炎上)。

「ルワンダ女」は、よく見かける、ヘタレウヨの、(特殊的な)数は増えているがたんなる「一般的問題」(特殊‐一般のセリー)だから、ぼくは「無害な」*1問題だと思う(個人的に腹は立つけれども、あんなの〔=人〕は周囲にたくさんいる)。

とても大きな「問題」だとは思うけれど、解決可能という点で、希望はある。

一方、
「小娘」記事は、テクストであり、作者が現前しておらず(はあちゅう氏が考えを改めれば済む話ではない)、

当の記事がなくても(だって「はあちゅう」なんて誰も知らないし、ブログなんて誰も読まない)、普遍的なものとして徘徊する(当の記事が書かれる「以前に」すでに徘徊している。それが書かれた「時点」に結びつけされ、ブログのエントリとして固定化されただけ)。

解決策をぼくはもってないです。
オチなしです。
(1498字)

*1:「実害」をこうむっている人びとがたくさんいる問題の、氷山の一角ではあるけれど。