ウディ・アレン監督『バナナ』(1971)3/100

初期ウディ攻略シリーズ。監督としてはこの作品は3作目。
チャップリンをパーフェクトにコピーしたスラップスティック堺正章を意識しているのだろう)に政治ネタ、インテリネタ、お約束のユダヤネタと、もうこの時期からかっちりとウディ・ワールドが出来上がっている。
大学を3日で中退した主人公のウディは政治活動にコミットする美人女子大生に一目惚れ、しかしあえなく振られる、お約束。傷心旅行に政情不安定真っ最中の中南米へ。なぜか革命軍の兵士に、さらに革命は成功し、大統領に。というドタバタ。

映像は70年代アメリカ映画を彷彿とさせるオシャレ映像。キャッチミーイフユーキャンを意識していると思われる。
アニー・ホールに★4つの辛目の評価をしたので★3つかな。
きっとぼくにとってのベスト映画は、いまだウディ・アレンが撮っていないウディ・アレン映画にちがいないのだ。