Jacque Derrida - Deconstruction Engaged(下書き)

Jacque Derridaがオーストラリアで行った講演(Deconstruction Engaged)の日本語訳を読んでいる。Derridaは初めてオーストラリアを訪れ、英語で講演を行った。音声中心主義を批判し、エクリチュールの哲学者である彼が、「この話し言葉よりも、書いたものの方がましだ」ということを述べるのはもっともなことである。しかし(母国語でない)英語で話すということは、外国人に向かって話す、ということであり、自分の話そうとすることに対して反省的になる、ということである。つまりわかりやすく話す、ということである。そのような態度が、ぼくにも必要であるということを思った。