マンガでわかる統計学[回帰分析編]

マンガでわかる統計学 回帰分析編

マンガでわかる統計学 回帰分析編

これはわかりやすい。微分や行列の計算も(割愛するのでもなく式だけ載せて済ますのでもなく)ちゃんとマンガで解説してくれてるのがよい。
回帰分析と重回帰分析とロジスティック回帰分析のみにトピックを絞っているのもすばらしい。
↓も読んでみようかな。
マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学

ところで

重回帰分析を、予測ではなく「目的変数に対する各説明変数の影響度」を調べるために利用する方がいます。そのような利用方法を筆者は否定はしませんが、かといってそれほど肯定もしません。
(略)
「目的変数に対する各説明変数の影響度」を調べるには、重回帰分析よりも構造方程式モデリング*1という分析手法のほうが向いています。ただし構造方程式モデリングは、各変数の関係が"自動的"に明らかになる夢のような分析手法ではありません。各変数の関係を分析者が分析"前"に"主観的"に仮定することによってはじめてパス係数*2が求められる分析手法です。
(146-8頁)

と注意書きされています。
ごもっとも。
でもぼくはやる。(時間がないから)
共分散構造分析についてはブルーバックスの↓がわかりやすかった希ガス

原因をさぐる統計学―共分散構造分析入門 (ブルーバックス)

原因をさぐる統計学―共分散構造分析入門 (ブルーバックス)

*レヴューリンク集(「回帰分析編」じゃないほうのものもふくむ)

(随時追加予定)

*1:一般的には共分散構造分析と呼ばれています。

*2:重回帰分析の偏回帰係数や標準偏回帰係数に相当するものです。