速読と私。
editechさん(http://d.hatena.ne.jp/editech/20050528#p1)のシントピック・リーディングについてのエントリを読んで、速読熱が若干沸騰したw。
ぼくは幼少のころから速読に関心を持っていて、速読指南書は片っ端から読んだ。しかし読書スピードは一向に上がらなかった。
飯田橋の某印刷屋でSEしていた時期に、「日曜社会学者になりたいのにこのペースではまず無理だ」と思い、飯田橋にあった某教室に通った。10万円で60コマ。30コマ通ったあたりで仕事をやめてしまい、飯田橋に行くこともなくなったので、結局「速読術」は身につかなかった。「速読術」にもいろいろあるのだけれど、その教室の方針は、いわゆるフォトリーディング(ぶわーーっと1ページ1秒以下で読んでいく、テレビとかでよく紹介されるビックリ系)ではなく、丹田呼吸法と眼球運動訓練による、「速く読む」力を地道につける、というものだった。まあ、それでも普通の10倍ぐらいは速くなるからよいとは思うのだけど、それさえ身につかなかったので、なんというか、がっかり。いずれにせよ、うつ病や神経症の症状がよくなっていない状態で眼球の筋肉・神経を酷使するのはあまりよくなかったと、自分では思います。
で、昨日コレを買った↓。
- 作者: ポール・R・シーリィ,神田昌典
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2001/09/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 神田昌典,フォトリーディング公認インストラクターズ
- 出版社/メーカー: フォレスト出版
- 発売日: 2005/05/24
- メディア: 大型本
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これは【あの禁断の】フォトリーディング指南書です。
フォトリーディングは、ごく一部の、先天的な素質を持っている人しか身につかないので「速読術」としては使えない、というふうに「速読業界」でも考えている方が多いようです。たぶん、教授法が難しく、金払った生徒が「身につかなかったから金返せ」とか言ってくるリスクが高いために商売として成り立たない、というのが実情でしょうか。憶測。
ぼくが思うに、フォトリーディングは「無意識を使う」とか「右脳を使う」とか曖昧なことしか言えないし、おそらくそれは【ある意味】本当のことなのでそう言うしかないのでしょうが、そうすると、気孔術の師範が気孔術を教えるみたいに、気孔を使って「伝える」しかないようなもので、あんまりおおっぴらに「誰でも身につく!」とか大風呂敷を広げるのはよくないよなあとか「フォトリーディング業界」でも考えられているのではなかろうか。憶測。
アシッドががっつりキマッテる時にレイブのまっただなかにいると、「あ、今『気』(のかたまり)が向こう(の群集)に移った!」とかが見える(って本に書いてあったんですよ。ぼくじゃないですよ。ぼくの部屋に来ても何も見つかりませんよ、マトリさん。だから来ないでね♪)ということは実際にあるので、サイコアクティブな状態になったときの脳に、そういうフォトリーディング的な能力があるだろうということは理解できるのですが、実際にその方法を示せというのは難しいと思う。
ところでこの本を今日読んでいたら、「25分で読みたい人はこのマークが付いている段落を読め」みたいな指示があって、ようするにこの本自体を速読させるようになっているのだけど、四谷から中央線快速に乗って吉祥寺までに本当に通読できたので、気持ち悪くなって吐きそうになった。
フォトリーディングが身につくかどうかは別として、「本の読み方」の指南書としてはとてもよいと思った。ていうかこれってフォトリーディングの指南書じゃなくて、アメリカの学生が普段やってる読書法(レジュメ作成法)をまとめただけじゃねーの、という気がしないでもない。
あと↓も(とうとう)買った。未読。
- 作者: SSIブレインストラジーセンター
- 出版社/メーカー: きこ書房
- 発売日: 2005/04/10
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 24回
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↑マインドマネージャは高いから、久しぶりにOneNoteインストールしようかな。