あと、
ついでといってはなんだが、
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斎藤「13歳って言ってるけど、実際は大人が読んでるんだと思うな」
――書店データによると十代はほとんど買ってなくて、一番買ってる層が30〜49歳の女性なんですね。だからお母さんが子どもに買ってるのかなあと。
斎藤「私探しのほうが多いと思うなあ。子育てが終わっても、今は枯れていくわけじゃないから、ほんとに職探しを真面目に考えるとその世代だよね。あと半分はもっと若いフリーター世代かな」
ということが言われていて、もっともだとは思ったのだけど、ぼくがバイトしてる塾のエントランス(ソファーとテーブルがあって生徒と講師とお母様がおしゃべりしてたりする)にはこの本が置いてあって、うちの塾は数だけは日本一だから(教室数2003年6月現在168教室、講師数2004年5月31日現在5,581名)、少なくとも170冊ぐらいは10代が将来展望のために使っているのだ。真面目に。ある女子高生が「私のバイブル」とまで言っていた。信じられんが。だから、編集の人(鈴木あかね)の「お母さんが子どもに」というのはかなり当たってるんじゃないか(それで思い出したけど、ぼくは中学生のときに村上龍の『69』をお母さんに買ってきてもらったのだった。『ノルウェイの森』も『ダンス・ダンス・ダンス』もお母さんが買ったものを勝手に読んだのだった)。
でまあ塾のことで思い出したけど、受験生のぼくの生徒が卒業すら危ういということで、最近志望校をあっさり変えて志望職業もあっさりなんの迷いもなく1秒ぐらいで変えてしまって室長とかマジギレしていたのだが、こうなったらあいつは××大学に入れて△△の職業に就かせる、とかまで言い出しているのであるが、ぼくはそいつが大学に入学できたら日本の教育システムが完全に破綻すると思っているので、大学なんか合格しないように・というか高校を卒業できないように、と願いつつ授業しているのであった。ざまあみろ。というか中学一年用の読解問題が半分ぐらいしか現時点で解けないようなやつになにをどうやったって受験レベルまで行くわけはないので、ぼくの責任ではないのであった。ワーイ。