プロジェクトS

S氏の、90年代初頭(大きく幅をとって「前半」と解釈しよう)に出版された書物は、以下の通りである。

再生産と自己変革―新しい社会理論のために

庄司 興吉

発売日 1994/05
売り上げランキング 

Amazonで詳しく見る4588600249

知とモダニティの社会学

庄司 興吉 , 矢沢 修次郎

発売日 1994/05
売り上げランキング 1,110,032

Amazonで詳しく見る4130501208

しかしこれでは「2冊」にしかならない。そこで、大学図書館OPACで検索してみよう。

……

無い。

では、「90年代初頭」に「80年代後半」を付け加えてみる。

社会発展への視座

庄司 興吉

発売日 1989/03
売り上げランキング 

Amazonで詳しく見る413053002X
管理社会と世界社会

庄司 興吉

発売日 1989/06
売り上げランキング 

Amazonで詳しく見る4130530038
世界社会の構造と動態―新しい社会科学をめざして

庄司 興吉

発売日 1986/07
売り上げランキング 

Amazonで詳しく見る4588600168
人間再生の社会運動

庄司 興吉

発売日 1989/10
売り上げランキング 

Amazonで詳しく見る4130530046
社会運動と文化形成

栗原 彬 , 庄司 興吉

発売日 1987/05
売り上げランキング 

Amazonで詳しく見る4130500562
体制と変動

庄司 興吉, 武川 正吾, 矢沢 修次郎

発売日 1988/02
売り上げランキング 1,110,044

Amazonで詳しく見る4130550675

驚くべきことに、1989年に氏は3冊もの単著を世に送っている。
この辺が怪しいのではないかと、我々はふんでいる。
(つづく)

2 こうした「地球社会」概念は、マーチン・ショーの「グローバル社会」概念に示唆を得ている。Martin Shaw, Global Society and International Relations (Cambridge: Polity Press, 1994)(邦訳:マーチン・ショー著、高屋定國、松尾眞訳『グローバル社会と国際政治』(ミネルヴァ書房、1997年))。なお、日本では庄司興吉が早くから用いていた「世界社会」もしくは「地球社会」という概念も、同じ問題意識に基づく。庄司興吉編『世界社会の構造と動態』(法政大学出版局、1986年)、同著『地球社会と市民連携』(有斐閣、1999年)参照。

ぬお?!Amazonには登録されていない文献をハッケソしますた!見間違え。1999年だった。