フッサール 起源への哲学

そういえば、STYM先生の著作の書評も書いていたのだったノエマ(゜∀゜)!

危険だ!注意せよ!, 2003/08/12
レビュアー: hidex7777 (プロフィールを見る)   東京都 Japan
 非常に問題含みの本です。間違ったことは言ってないにせよ、フッサールの思想なのか斎藤さんの考えなのか、気をつけないとわかんなくなる。いや、優れた書物はすべからくそういうところがあるのは充分承知なのだけど、斎藤さん個性強すぎるねw。
 ええと、書くことがなくなったので一番ガツンと来た部分を引用します。
≪そして「私」とは、(…)「不在における現前」の能力である「想像力」がそこに根を下ろし、「現象すること」がそこにおいて可能になる場所のことである。これはすなわち、想像力とは私の能力のことではないということである。なぜなら、想像力という「不在における現前」の能力が根づくその場所においてはじめて、「私」という自己同一的なものがみずからに対して現象することが叡?能となったからである。(…)この意味でいわば想像力の方が私を所有しているのである≫