不安シリーズ


http://webclub.kcom.ne.jp/mb/watan/games/floreal/person.htm
フロレアール辞典の項目でした(w

現存在の実存的構成を可能にする存在論的条件として、現存在の分析論があらわにするものは、時間性である。(…)時間性を解きほごしていくと、通俗的時間概念や伝統的時間概念よりもいっそう根源的な時間概念に達する。前者は、実は、後者から必然的に発現した派生態にすぎないのである。

えーと、「必然的に発現」するのであれば、いくら「派生態」とはいえ、批判不可能なんですね?はいでがさん。

  • メモ2(索引)

存在と時間』(ちくま学芸文庫

    • 不安(Angst) 上 385, 389-401, 401注, 402-3/下 61-2, 67-9, 91-2, 114-6, 154, 179, 246-50
    • 不気味さ(Unheimlichkeit, unheimlich) 上 397-400/下 115-6, 122
    • 気分(気持ち)(Stimmung, Gestimmtsein)→心境 上293, 295-8,/下 114, 240-2
    • 親しみ(Vertrautheit ) 上 198, 398/下 268
    • 心境(Befindlichkeit)上 290, 292-302, 345, 383/ 下 61, 101, 217, 240-1, 260
    • 物化(Verdinglichung) 下 392, 426

ちなみに「物化」は、ルカーチの「物象化」のこと。

サルトル存在と無』(人文書院

    • 不安 (angoisse) (上)91f,94,107f,112ff,116,(下)875f,894,978,1024,1138,1140

松浪信三郎の不安の定義

存在意識としての自由のありかた。われわれが自分の自由を意識するのは不安においてである。恐怖は状況から生じるが、不安は自己の前において生じる。不安は自由そのものによる自由の反省的把握である。