ルーマンとのだめカンタービレとユメ十夜と茶の味★
三田でルーマン研究会。参加者が少ないよー(泣)。学芸大と東大しかリサーチしてないけど、社会学専攻者は、こぞってルーマンを読んでいるという印象があるのだけれど、というか「とりあえず読んでてあたりまえ?みたいな?」という現状ステータスにあるわけですよ。でも参加者が少ない。
これは非常にもったいないですよ。だってルーマンなんてひとりで読んでてわかるようなものじゃないし、かといって読まずに済ませられるステータスにもないわけよ。日本で社会学やるうえでは。ナウ。
ぼくは三田の研究会を「馬場ゼミ」とよんでいるのだけど、日本語が理解できてルーマンに関心があってぜひ読んでみたい、という場合、これ、わからないことがあったら馬場さんに聞くというのがいちばん低コストなんですよ。
理論系の友人に聞くと、覗いてはみたいけれど、馬場さんが来てくださっている研究会においそれと出られない、おそれおおい、って言うわけだけど。まあその感覚はわからんでもないけど、逆だって。すっげーカジュアルだもん。ぼくとかさあ、たまたま原典開いてなくて、馬場さんが原典見てるところだったからつい「馬場さん、英訳だと○○って単語は××って訳されてんですけど、原語ではなんて単語です?」とか馬場さんに調べさせちゃって、「やっべー、馬場さんに調べ物させちゃったよ」なんて冷や汗かいたり。
まあ、とにかくカジュアルに、わからないことがなくなるまでしつこく馬場さんに食い下がる、ということができるのはいまのところ「馬場ゼミ」しかないと思うので(ルーマンプロパー向けは別の場所にあります)、「クニール&ナセヒ」ISBN:4787795236できなかったぜ!ってキミはカモン!
いま読んでいるのは『社会システム理論』ISBN:4769907427、だけど、ぼくの感覚では、ルーマンの書いた著作の中ではいちばん読みやすい。「何ゆってんだかわかる」という意味で。
次回は1月27日です。
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帰りに修士のKWKM君と飲んだ。ぼくが毎年修士課程の後輩に述べる「修士論文の書き方メソッド」を伝授。
- 目次を先に作る(あらすじ、ストーリーを先に枠として作っておく)
- 章、節、項にわける
- 項は4000字ぐらい、という目安をつける*1
- 節は3項から成る、とか、適当に目安をつける
- 章は2節から成り、3章構成で、とか、適当に目安をつける*2
- ネタ(トピック)はメモ書きでもなんでもいいけど(ぼくは脳内メモが50%だった)、このネタはこの項に入れる、とか、振り分けていく。だいたい、1項におさまる大ネタは2個が限度
- 序文は12000字ぐらいで、一気にテンションを上げて、タイピングハイの状態で書く
- 結論も12000字ぐらいだけど、いままで書いてきたことをまとめる(要約する)だけでOK
- 「修論は先行研究のサーベイでいいんだよ」って某先生もいってたので、それでいい
目次を先に作っちゃえば、あとはネタをミックスしていく(枠に放り込んでいく)だけだから、ほとんど何も考えずに自動的に完成する。これをいうと、「枠を作るのがいちばん難しいんだよ!」って同級生に怒られるんだけど。
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のだめカンタービレ14巻ISBN:4063405753、帰りの電車と風呂で読む。
のだめって、なんで面白いんだろう、といつも不思議に思うんだけど、まあいろんな成分は含んではいるけれど、音楽マンガという観点からいえば、鳴っている音が"Silence"だからじゃないかなー。なんて。マンガだからあたりまえじゃんって。そうじゃなくて、音楽をテーマにしたマンガとか小説とかって、うるさいんだよ。なんか。どういう音が鳴っているのか聞こえてくるから。悪い意味で。いいものもありますよ、もちろん。
ぼくが「いちばん好きな曲は?」って聞かれると、「沈黙」と答えることとはそんなに関係のない話なのか、そうではないのか、よくわからんけど。
- 作者: ジョンケージ,John Cage,柿沼敏江
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- 発売日: 1996/04/01
- メディア: 単行本
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夏目漱石の『夢十夜』ISBN:4101010188『ユメ十夜』として10監督のオムニバスで映画化されるとのこと。1話が実相寺昭雄!www
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『茶の味』asin:B0001X9D8Q。今年中に20回は観ると思う。うわー100本映画観れねえ。