細見和之『ポップミュージックで社会科』

理想の教室 ポップミュージックで社会科

理想の教室 ポップミュージックで社会科

みすず書房の新シリーズらしい。「ポップミュージック」と「細」の文字で細川周平の新作だ!と思い込んで買ったら『アドルノ』の細見さんだった!
「ドナドナ」本ともいえる力作。「ショアー」から、ジョーン・バエズ、CIAによる日本人通訳者への圧力、森山良子、ジャニス・イアンボブ・ディラン友部正人あさま山荘事件中島みゆき、ときて、中島みゆきの「地上の星」と「ドナドナ」が結びつく!という美しい展開!

装丁もかっこいいなあ。想定読者の10代は買わないだろうけど。