抜書き
実践するセクシュアリティ―同性愛・異性愛の政治学 風間 孝 河口 和也 キース ヴィンセント by G-Tools |
という非常に重要な論文が収録されているのだが、ぼくはそれを読んだ記憶がない。ということは、この本ではなく別の本で当該問題にぼくは触れているはずなのだ。それを探すこと(todoリストにin)。
世紀末の作法―終ワリナキ日常ヲ生キル知恵 宮台 真司 by G-Tools |
ここかな?という部分(大平健『やさしさの精神病理』の書評):
結局、近代化に伴う社会分化が、旧来の共同性を破壊して、互いがどんな前提に立つのか分からなくなっていく。にもかかわらず、互いがあからさまに違う前提に立ったままではコミュニケーションへと踏み出すことができない「日本的心性」は変わらない。だからこそ、辛うじて演出された「ノリの同じさ」や「円滑さ」のヴァルネラビリティ(脆弱さ)が意識されて、過剰に防衛的・予防的になる――。手前味噌だが、こんなふうな社会学的な分析と一体にならない限り、原因分析は思いつきの域を超えられないだろう。