抜書き

KIN143

実践するセクシュアリティ―同性愛・異性愛の政治学
風間 孝 河口 和也 キース ヴィンセント

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修論を書くときによく読んでいた本で、そこでILGAとNAMBLAの問題に触れられていたはずだ、という記憶があったので書庫から引っ張り出してきたが、たしかに

という非常に重要な論文が収録されているのだが、ぼくはそれを読んだ記憶がない。ということは、この本ではなく別の本で当該問題にぼくは触れているはずなのだ。それを探すこと(todoリストにin)。


世紀末の作法―終ワリナキ日常ヲ生キル知恵
宮台 真司

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宮台真司は「人間関係希薄化論」を主張しているか。
ここかな?という部分(大平健『やさしさの精神病理』の書評):

結局、近代化に伴う社会分化が、旧来の共同性を破壊して、互いがどんな前提に立つのか分からなくなっていく。にもかかわらず、互いがあからさまに違う前提に立ったままではコミュニケーションへと踏み出すことができない「日本的心性」は変わらない。だからこそ、辛うじて演出された「ノリの同じさ」や「円滑さ」のヴァルネラビリティ(脆弱さ)が意識されて、過剰に防衛的・予防的になる――。手前味噌だが、こんなふうな社会学的な分析と一体にならない限り、原因分析は思いつきの域を超えられないだろう。