読書会@三田

法の社会学的観察
ニクラス・ルーマン 土方 透

ミネルヴァ書房
2000-09
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自分用レジュメ(読みながらてきとーにメモしたもの。随時更新)はhttp://d.hatena.ne.jp/hidex7777/19010107に書いています。

  • まだ前半しか読んでないのだけど――前置きが長い――、自分は法学説史に疎いと思った。なにか参考書を読まないとまずいと思った。概念法学はかつては君主の意思・意図の解釈に対する対抗方法だったのだけれど、現在は利益法学から反感をかっている、と。
  • パーソンズ社会学法社会学として成立したと考えていた。
  • トートロジーとパラドクスの隠蔽が事後の作動を保証するのだけれど、理念史の中に、多くのゼマンティク的解決が見られる。この解決は、しばしばメタファーをもちいて行なわれる。たとえば暴力というメタファー。

関連文献:
暴力批判論―他十篇
ヴァルター・ベンヤミン



  • 社会学は他のシステムに対して外部観察者の視点を採れる、という点にアイデンティティをもっている。つまりこのトートロジーとパラドクスを対象において確認し、どう処理しているかを確認できる。

……と、ここまでが前置きw。
第3節は「規範」なのだけど、これは『法社会学』をSS以降の語彙で書き換えただけ、なんでしょうかね。次回にまた検討しましょう。ゴッゴル