1日1問!色彩検定

昨日の解答です。

  • PCCSのトーン分類図を描きなさい(有彩色のみ)。
  • トーンそれぞれの主な日本語の形容詞(感情効果)を1つ以上あげなさい。
    • v:さえた、あざやかな。b:明るい。s:強い。dp:深い、濃い。lt:浅い。sf:柔らかな。d:鈍い、くすんだ。dk:暗い。p:薄い。ltg:明るい灰みの。g:灰みの。dkg:暗い灰みの。
  • PCCSの色相環を描き、すべての色番号の日本語表記を書きなさい。
    • これは、覚え方を説明します。ポイントは、
      • PCCSの色相環は24色からなる。
      • PCCSの色相環はヘリングの反対色説をもとに作られている。
      • 間隔は「等歩度」に設定されている。
  • まず、円を描き、4等分します。「2は赤」であることは最初に覚えてください。4等分したうちの左が2番です。色相環は最終的に24等分されればよいわけですから、6ずつ進み、上は8、右は14、下は20、と番号をふります。

  • 次に、4等分された各領域を3等分します。これで12等分されたことになります。番号は、すべて偶数になります。

  • さて、基本となる色相を覚えましょう。先にPCCSはヘリングの反対色説(<赤-緑><黄-青>の補色対)に基づいていると述べましたが、これに紫を加え、5色が基本となる色相です。覚え方は、「2と8」です。

  • 表にあるように、2=赤 Red、8=黄 Yellow、12=緑 Green、18=青 Blue、22=紫 Purple、と、すべて一桁台が2か8です。これらが「基本色」であるのは、「色味の偏りを表す形容詞(小文字のアルファベットで表記)」は、この5色のみを用いるからです。「黄色に偏った赤」は、「黄みの赤 yellowish Red」であって、「橙みの赤」ではありません。この五色相以外を形容詞に使ってはいけません。
  • これら5色に加え、大文字のアルファベット1文字で表される色相が、5番の橙 Orangeと、20番の青紫 Violetです。また、18番のとなり、17番も青です。これはあらかじめ覚えておきましょう。
  • 先の色相環をさらに等分し、24等分します。奇数の色相の位置が書き込まれたわけです。
  • ここで、これまで明らかになった色相を、色相環に書き込みます。

  • 「色みの偏りの形容詞」をつけた色相を書き込みます。2:Rの紫側は「紫みの赤 purplish Red」、黄側は「黄みの赤 yellowish Red」です。先に述べたように、「基本5色相」のみが形容詞として使えます。ただしもっとも近い「基本色」を形容詞として使います。「緑みの青」はあっても、「黄みの青」はありません。
  • これを色相環に書き込みます。

  • さて、いくつか残っている部分がありますね。10、14、15、24です。これらは、大文字のアルファベット2文字で表されます。14と15は、これまた2つとも同じで、「青緑 BG」です。10は「黄緑 YG」、24は「赤紫 RP」です。アルファベットの順番は、日本語表記と同じです(「黄緑」はYGであってGYではありません)
  • これらすべてを書き込んで完成です。

今日の問題はありません!