千代田区路上スモークウォーク決行

そんでさあ、写真も送らなきゃいけなかったので、ここはぜひとも千代田区で煙草を吸っている光景を撮りたい!ということで、行ってまいりましたよ、東京へ、おっかさん。なんで東京かというと、丸ビル側がかなり厳しい空気を漂わせていた記憶があるので。「吸うなよ」という空気。それでかなりイライラしたおぼえがある。八重洲口側はみんな吸ってるからね。改札出たとたんにみんな吸い始めて、派出所前の電波家レスを横目でみやり、八重洲ブックセンター入り口でポイ捨てする、と。これ定石。

丸ビル側はさすがに東京の中心の空虚、の近くとあって、かどうかは知らないが、というか丸ビルがキレイだからだと思うが、吸ってる人をあまり見かけない印象がある。それで東京駅。

到着は5時過ぎていて、もうフラッシュがないと撮れない状態。というか撮ってくれる予定だった人が寝込んでしまって、急遽一人で撮ることに。寂しいなあ。丸ビルを探して、そちらの方面へ歩く。うわー、すごいなー、丸ビル。

丸ビルに何ヶ月ぶりかで来たのだけど、今日は警備がものものしい。警官を多く見る。はっ、さてはバレたか?しくじった。最悪警官に取り押さえられながら写真バシバシ撮っちゃうぞ。

丸ビルの周りを一周する。あれ?見つからない。「千代田区」「禁煙」の文字が印刷されたタテ看が。おかしいなあ、前に来たときにはたくさんあったはずなのに。いや、記憶上ではあった、ことになっているのだが。もちろん丸ビルの中は禁煙サインが出てるけど、そんなものは求めちゃいない。ぼくが欲しいのは、「千代田区」「禁煙」の連合。

一周しても見つからない。中に入る。あったか〜い。『anan』の表紙の展示会かなんかやってるよ。見ていこうかな〜、初期『anan』のデザインきゃわゆいな〜……はっいかんいかん。でもBEAMSでパンツだけ見ていこう……。

丸ビルを出て駅のほうへ戻ってみるが、やはり、無い。寒い。鼻水が出てきた。ここで煙草を取り出し一服するが、見つからない。派出所の前まで来たが、やはり無い。「おまわりさーん、禁煙の看板て、どこにあんですか?」と聞こうと思ったけど、シャイなのでやめとく。

煙草の本数は増える。寒くて震えだす。鼻水は出る。あー、帰ろうかな。

郵便局の前に行ってみる。あった!!「ここは路上禁煙地区です。」しかもご丁寧に「千代田区」と書いてある!ありがとう、千代田区さん!こんなに千代田区に感謝したことなど無かった。

この看板の前で写真を撮ろう。デジカメを取り出す。フラッシュ撮影、夜間撮影モードなど、いろいろ試すが、なにしろ一人でやってるもんで、角度の調整(上下の角度が難しい。デジカメの下にヒモを置いたりする)に手間取る。変な写真が取れる。しかも風が強くて、被写体(ぼくのことだが)が無理してる感じに写る(実際無理してる)。意図に反している。堂々と、禁煙なのにタバコ吸ってる俺様<偉い、というイメージを演出しなければならないのに!

人が意外といっぱい通る。はとバスの停留所が近いからなあ。みんな平気でタバコを吸っている。「ちょっとちょっと、ここ、禁煙ですよ」と声をかけようとするが、シャイなのでやめとく。

寒さがピークに達し、郵便局に入る。暖房ついてないのに、あったか〜い。でも頭痛がしてきた。風邪ひいたかも。うー、やめようかな、もう。

気をとりなおし、どうもカメラを固定してタイマー撮影するのはうまくいかない、と思い、今度は自分の手でカメラを持って、直接撮影する。自分のアップになってしまい、ただの「タバコをくわえた顔」の写真になってしまう。2枚連射、フラッシュ撮影、ズームアウト、などを設定し、撮ってみる。やはり風が強い。変な顔に写る。もともと写真写りは悪い方だが(鏡写りも悪いのだ)、これはひどすぎる。そんなこんなで、何度か撮影しているうちに、フラッシュがつかなくなった。あれっ、電池切れだ!

しゅ〜りょ〜

というわけで、もういいかげん、嫌になったし、腹も減ったし、帰ろう、あとはうちでフォトショップで加工してなんとかしよう。と思って帰る途中、駅構内に「禁煙」の札が。ここなら風もないし、フラッシュの必要もないし、いい画が撮れるかも。というわけで、「千代田区」の書かれていない「禁煙」看板の前で、数枚写真を撮りました。

しかし確実に風邪ひいたな、こりゃ。五反田でラーメン食って帰る。ガキはバックトゥザフューチャー話がよかった。