綿矢メモ

ちょっと前のことで思い出したのでメモ.

むかし東京にいたころ、文藝の編集者さんに「ノナカさん小説は書かないのー? 女の子さがしてるんだよねー」と言われて「書きませんよ小説なんて」と答えたことがあります。

とTigerlilyの野中さんが書いたところ,コメント欄にてsnooticaのAKOさんが

# ako-girlholic 『私も文藝の編集者に小説書いてって言われたことあるー。ほんとに人探してたみたいだね。』

と述べていた.
ぼくが何を言いたいかというとですね,
作家―ジャーナリズム―流通 のトライアングル(映画の場合これがまったく機能しなくなっているのが問題なわけだが)から批評が締め出される,というか批評が機能しなくなる危険があるのではないかと思うです.批評なんてどうでもいーじゃん,というありふれた評論蔑視はほんとに数百年前からありふれているのだけれど,文学史史上初めてのことではないかと思うですよ.(批評はとうぜんこのトライアングルの「ジャーナリズム」に含まれるのですけど)
なんでこう思うかは,ネタなので教えません.ほら,『波状言論』でも原稿募集しはじめたしね.へへ.