センター試験 英語

さて、センター試験まであと1週間となったわけだが、受験生の皆さんはどうお過ごしか。まさかいまさら「英語がやばい」などとは言ってないだろうね、きみ。センターの英語なんて、正解させるために作られた子供用クイズみたいなもので、英語のテストであるとはとてもいえないようなしろものなのだぞ。
それでも、どうしてよいかわからないという迷える子羊はいるだろうから、とりあえず攻略法を書いておく。
まず、駿台の2004年度版過去問集を購入する。追試とあわせて10回分の試験が掲載されているが、本試験過去5年分だけ解く。
そして、辞書と解説を使って、知らない単語をひとつもない状態にしておく。ほんとは辞書だけでやらなきゃいけない作業だが、きみは品詞の区別もおぼつかないのだろう。だから解説のお世話になる。
ここで問題なのは、実は、知らなくてもよい単語がたくさんあるから、そいつを記憶から消す、ことが大事だ、ということ。その知らなくていい単語ってどれなんだ?ということだが、ようは文脈から容易に推測できる単語ということになる。
この作業(知らなくていい単語の排除)が英語の試験対策のメインになる。具体的にみてみよう。

Pat : Right. And you also have to watch out for the acorns.
Emi : You mean those little things falling off the tree?
Pat : That's right. Get hit and you die.
Emi : So I have to avaid both the mushrooms and the acorns?

これは悪名高き2000年の第5問の一節である。最初のPatのセリフにはアンダーラインがひかれ、どういう意味かを選択させる問題になっている。ここでacornsという単語がわからないからといってパニクってはならない。次のEmiのセリフを見ればわかるように、Emiもacornsという単語の意味を知らないのだ。そして、「木から落ちてくる小さい奴のこと?」と聞いている。イラストを見ればわかるのだが(→ここで見れるhttp://www02.so-net.ne.jp/~ubukawa/kikaku/cenen00.html)、つまりacornsとはどんぐりのことだ。しかし、これがどんぐりであるということを読者は知っている必要がない。acornsの部分をxとして、その「意味内容」を知らないまま読み進めていけばよいのだ。
Patは「ぶつかりなさい、そうすれば死ぬから」と言っている。つまりxは、避けなければならない害のあるなにか、ということになる。むしろ「どんぐり」というもともとの意味は、邪魔な知識ということになるのだ。
同様の例は試験問題のいたるところに見出される。受験生はアホだから、「あー、この単語みたことないよー」などとビビッてしまって、まともに思考できなくなるのだ。そんなチンポのちいせえやろうは、試験会場をとっとと去って、首つって氏ね。
以上の作業をやっておけばセンター英語に関してははっきり言って十分、というかやりすぎなぐらいである。現代文とかの心配をしなさい。