こっちは長いから別枠で。

タイトル：『リブという〈革命〉── 近代の闇をひらく』

　文学史を読みかえる７　（インパクト出版会刊、定価2800円＋税140円、送料は310円）
　申し込みはインパクト出版会impact@jca.apc.org　または加納まで。

＜目次＞
・対談　フェミニズムと暴力―〈田中美津〉と〈永田洋子〉のあいだ　　上野千鶴子・加納実紀代
・フェミニズム文学の前衛―富岡多恵子『芻狗』とセクシュアリティの解体　水田宗子
・〈才女〉時代―戦後十年目の旗手たち　羽矢みずき
・セクシュアリティ表現の開花―フェミニズムの時代と森瑤子・津島佑子・山田詠美　　長谷川啓
・宙吊りの主体、その戦略―河野多恵子・高橋たか子　　　　種田和加子
・干刈あがたの「カクメイ」とは？　江刺昭子
・女歌と女歌論議の時代―七〇年代から八〇年代前半まで　　　阿木津英
・国境を越える〈性〉―からゆきさんと「慰安婦」　　　　　　川田文子
・奪われた声の行方―「従軍慰安婦」から七〇年代沖縄文学を読み返す　　　新城郁夫
・『暮しの手帖』を読みなおす―花森安治と松田道雄の女性解放　　　　　　秋山洋子
・「火の国」から「近代」を問い直す―高群逸枝と石牟礼道子　　　　　　　河野信子
・交錯する性・階級・民族―森崎和江の〈私〉さがし　　　　　　　　　　　加納実紀代
・資料構成　リブセンターへの手紙　　　　　　　　　　　　　　　　　　　構成・秋山洋子
◎読みかえる視座
・帝国主義とジェンダー―『資料　日本ウーマン・リブ史』を読む　　　　　千田有紀
・韋君宜にとっての文革　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　田畑佐和子
・「根」をさぐる―女性史論争と叢生する地域女性史　　　　　　　　　　　奥田暁子
◎隣接諸領域を読む
・任侠映画の中の〈女〉―藤純子をめぐって　　　　　　　　　　　　　　　天野恵一
・一変種としての、私はピンク映画監督　　　　　　　　　　　　　　　　　浜野佐知
・中島みゆきに付与された「魔女」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　中島美幸
◎この時代を読みかえるために
・ドミティーラ『私にも話させて』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　唐澤秀子
・永田洋子『十六の墓標』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　松本麻里
・馬場あき子『鬼の研究』　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　菅井かをる
・女たちの現在を問う会編『銃後史ノート』　　　　　　　　　　　　　　　池田浩士
◎書評
・『原爆の図』―「原爆の図」30年にわたる軌跡とその意義294 　　　高雄きくえ
・『女性キリスト者と戦争』―ナショナリズムに収斂されない新たな思想構築のための戦争責任研究　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　石川照子
・『「源氏物語」と戦争』│封じられた『源氏物語』・権威化する『源氏物語』　　　　吉野瑞恵
・『買売春と日本文学』―〈買売春〉という視点が招く揺らぎ　　　　矢澤美佐紀
・『火の鳥』の女たち　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　川村湊