1901-01-01から1ヶ月間の記事一覧

作動上の閉鎖性と構造的カップリング――法システムの分化(1992)

NL

Luhmann, Operational closure and structural coupling: the differentiation of legal system. 1992. Cardozo law review, v. 13 I.開放性と閉鎖性 II.オートポイエーシス・システムとしての法 Grundlage der Gesamten Wissenschaftslehre コミュニケーシ…

法の社会学的観察(1986)

法の社会学的観察ニクラス・ルーマン 土方 透ミネルヴァ書房2000-09売り上げランキング 94,546Amazonで詳しく見るby G-ToolsSSが1984年で、その2年後の論文。 1 社会学と法律学 新しい社会概念の発生・展開(旧い市民社会でも、19世紀的な経済に関係づけら…

構造

構造 http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/~oyatsu/Luhmann-glossary.htm 構造という概念には、システムのなかで許容される接続可能性を制限するという意味がある。構造は選択ないし選出を行う。構造は、システムのオートポイエシスが、任意の要素によってではなく…

M&V『知恵の樹』(1984)

AP AC

歴史的ドリフト 71 ナチュラル・ドリフト 89, 105-, 125-, 126, 127, 128, 133, 135, 136, 163, 168, 169, 234, 235, 256, 系統発生的ドリフト 129, 198, 個体発生的ドリフト 213, 282, 共=ドリフト 212, 共=個体発生的ドリフト 221, 〈錯乱〉の中でドリフ…

『社会の芸術』(1995)

NL KG

第一章 知覚とコミュニケーション:形式の再生産について VI 区別としての形式 マークされない状態/マークされない空間 (63) Stephan Mussil, Literaturwissenschaft, Systemtheorie und der Begriff der Beobachtung, in: Henk de Berg / Matthias Prangel…

『近代の観察』

NL BM

(1992) 固有値 Eigenwert 28-29, 63-90 第一章 近代社会における近代的なるもの 全体社会の自己記述もまた観察の観察、記述の記述という回帰的ネットワークに根ざしている。である以上、次のように期待できるのではないか。この作動の営みのなかで、固有値(…

馬場靖雄『ルーマンの社会理論』

(2001) 固有値 Eigenwerte 18, 19, 76, 83, 181, 182 第一章 複雑性 「それならば論理学も経験科学のひとつである」と言うひとがあれば、それは誤りである。ただし次のことは正しい。同じ命題が、あるときは経験的にテストされるべき命題として、別のときに…

『社会の法』

(1)(2)(1993) 固有値 Eigenwerte 106,125,633,671,674,682,711 訳注[16] サイバネティクス学者ハインツ・フォン=フェルスター由来の概念。システムの諸作動が回帰的ネットワークを形成する中で、一時的に安定した状態が達成され、それが以後の作動の…

ルーマンの進化論:固有値と棄却値について

固有値 フォン=フェルスター由来。高校数学では行列で出てくる。 棄却値 ギュンター由来。「超言」「第三の値」とも。

『制度としての基本権』(1965)

まずそもそも、この本は何が面白いのか? 以下は読書感想文。 タイトル:【68年・フーコー・ルーマン】 ルーマンの『制度としての基本権』は1965年、ほとんど自費出版のような体裁で出版された。誰の眼にもとまることなく。本書以前には、パーソンズの元への…